231115_中米に行ってやること2

中米にいってやることに続く話
中米に行く前に行ってみたい場所をリストアップしている。有名な建物や芸術とかも少し見つつ、なるべく何かを調べたり、現地の人と一緒にやりたい。今回見たいと思っているのは、下記の2つのようなこと
・コロナにより、新自由主義にもともと弱かった農村部や先住民の経済は都市部の人よりも大打撃をうけたはず。ローカルで代替的な経済の実践がありそうだ。
・中米では民主化を目指して数多くの目指した革命が起こった。それらを主導した組織や発端となった村は今どのようになっているのか。先日、ラテンアメリカ探訪の企画でフォトジャーナリストの柴田大輔さんが、ニカラグアのサンディニスタ革命(社会主義を目指して起こった革命)から40年経った現在について語ってくれていた。ニカラグアの場合、現在はサンディニスタ革命の中心となったダニエルオルテガが政権を握っているが、独裁的な体制を築いてしまい、資金を私的に利用し腐敗、メディア弾圧や反政府運動の武力弾圧などを行っているとのこと。左派団体が反親米政権に対して革命を起こして、その後政権を握った左派団体が独裁化することはラテンアメリカではよくある。

やりたい・見たいことが少しぼんやりしているが、自分の今の仕事・生活のスタンスもぼんやりしているので、見事にそれが反映されてしまっている。もう少しじっくり何をみたいか考えたい。今のところ次の2か所に行こうと思っている。
1か所目は、Túmin(トゥミン)という地域通貨システムを導入しているMunincipio de Espinal(エスピナル自治区)。Túminは、トトナコ語(ベラクルス地方に住む先住民トトナコ族の言語)で、お金を意味する。2010年からベラクルス大学の教員が主導して始まったシステムらしい。現在は10の州で導入され、1000人以上の会員がいる!ベラルクス地方は、メキシコシティから東に500kmほどの場所に位置し、メキシコ湾に面する人口60万人程度の自治体らしい。先住民の人々が行う店を含む、小規模な小売りの店のみで使用できる通貨であるTúminは、地方の中で循環する経済の仕組みで、コロナにより地方の経済が悪化したことからより注目を集めているようで、いくつかの記事も出てきた。結構大規模な地域通貨で、一般的な地域通貨との違いがweb上の情報ではわからなかったので、現地に行ってどんなかみてみたい。
2か所目は、Oventic Village。これは仲間の川崎さんから教えてもらった村。その村は、サパティスタ(農耕を生業とする先住民を中心とする組織)が拠点とする村だそう。サパティスタ北米自由貿易協定(NAFTA)に猛烈に反対・抵抗したりしてきた極左組織だ。現在はOventic Villageで、医療サービスや教育を国に頼らずに自治組織によって運営しているらしい。

 

行きたい場所から少し話は変わるが、Nu Mundoのワークトレードを利用して、何かしながら宿泊場所を確保したいと思っている。